六月十八日 生活の工夫
自分は不幸だと繰り返す
さうすれば苦しみが軽くなるから
希望とかあるとつらくなるだけだから
自分が不幸なのが当たり前にすれば
今の状況もふつうになって
苦しむことも少なくなるはず
だから自分は不幸だと思い込まうとする
信じ込ませようとする
同様な理窟でたまにある休日により
ストレスは大きくなる
休みの日にはどんな労働者でも自由を得る
そんな風に勘違ひしてしまふ
それは自由などではない
牢獄の窓から覗くたまのはれまに過ぎない
束の間の自由を満喫すればするほど
その後の不自由との落差は深くなり
絶望も濃くなる
だからわたしが労働者になって最初に学んだのは
休みを休みと思はないこと
休日の意味を額面通りに受け取らないこと
一時でも自由な時間があると
勘違ひしないこと
余計に苦しくなるから
これは生活の工夫だ
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