六月二十五日 自立


何となくわかってゐたことだが

○○○とゐる時は独りになりたかったし

今かうして一人になってみると

○○○と一緒にゐたくなる

わたしは彼女を利用してゐるのだとおもふ

自分の生存の安定のための

支へのひとつとして使用してゐるのだとおもふ

だからわたしは彼女からも独立しないといけない

自立できてはじめて一緒に暮らすこともできるだらう

経済的にも精神的にも

独り立ちできたときは

きっと再びひとつになれるだらう

それは以前の二人の関係とは

同じやうでゐて異なるものとなるはずだ

たぶん彼女も同じやうなことを考へてゐる気がする

お互ひに離れての生活はつらいが

通らなければならなかった道だといふことを

認めなければならない

とてもをかしなことだが

次にわたしが○○○と一緒になれるのは

なれるとしたら

わたしが彼女を必要としなくなったとき以外にないだらう

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