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「おとづれ」

彼はおどろいた 何に驚いたのか彼にはわからなかった 不可思議でおもしろおかしいものを見たり 世にもめづらしい奇妙な話を聞いたり おとなりが崩れて地響きに揺れたのでもない

著作紹介 東都百景(3)

昨日申しました通り、 私はこのブログで『東都百景』という作を紹介するつもりではございますが、 闡明(せんめい)するものではございません。 もしも、そのように見えることを私が愚かにも書きこんでしまい、 それが作品の意味を解説したものと受け止められるなら、 とても心苦しいことです。 作品というのは、これは作者の所有物ではございません。 今ここで取り上げておりますのは、法解釈上の話ではなく、 作り手の意識の観点より見た、作品と作者の間柄の問題です。

著作紹介 東都百景(2)

「何かまじめな意図があるようなのは感じ取れたけど、よく分からない」 というのが、『東都百景』という著述について、わたしが最初に頂いた感想です。 本を読んでくださいました方から説明を求められたこともあります。

著作紹介 東都百景(1)

それでは、作りました本について、日々少しづつ、 紹介のことばを並べて参りたいと存じます。 今回は、まづ、概要を記しておきましょう。 書名は 『東都百景』 で、 「あづまみやこのひゃくのけい」と読ませてあります。

はじめのごあいさつ

このたびブログを始めることになりました。 白子柞(しらこははそ)と申します。 思うところがございまして、このたび本を上梓することになりました。 今この時代における人という存在を、特定の個人の、つまり筆者の、 一年間の歩みに即して、歌い上げたものです。 論文でも随筆でもございません。文体も内容も、 流通しております一般的なものからは離れてしまいましたが、 このような仕方でしか関わることのできない何ものかと、 肩を並べて歩いた証とお察しください。 内容から申しまして、 たくさん売れるような種類の本ではないのですが、 この本を読んで、大切に受け止めてくださいますような読者の方に、 もしおひとりでもいらっしゃればではございますが、 この作品がめぐり会うことのできるような機会を用意してあげたい、 そう筆者としてせめて願わずにはいられません。 これからこのブログを通して、少しづつ、 自著の紹介をして参りたいと思っております。 お手すきの折々にでも、 少しばかりのお付き合いを願えましたら幸いでございます。 ブログというものを書くのは何分はじめてでございますもので、 閲覧して下さる方には思わぬご不便、 ご迷惑をお掛けすることがあるかも分かりませんが、 不備の点はつとめて改めて参りたいと存じます。 どうぞよろしくご寛恕のほど願い上げます。 ははそ拝