春に降る雪

ブログのテンプレートを変更してみました。

以前使っていたのはどこかのサイトでダウンロードしたもので、なかなか気に入っていたのですが、googleで用意された型式ではなかったため、フォントやサイズをこちらで指定してやる必要があり、手間でしたし、スマートフォンで閲覧すると別の様式に強制変更されてしまう等、不具合が多々ありました。

今回新しいテンプレートが配信されたのを機に、変にいじくりまわさず、一般的な型に乗っかることにしました。少しでも読みやすくなったのであれば幸いです。

連絡フォームも追加してみました。メールアドレスとコメントを記入して送信ボタンを押して頂きますと、直接私のメールアドレスまでその内容が届く、という仕組みです。感想などあればどうぞ気楽にご利用ください。

このブログを始めて二年以上経ちますが、いまだにコメントを受け取ったことがありません。一件もないのです。文章がつまらないからに違いないのですが、悲しいですね。

昨日はずっと雪が降り続けていましたが、ここでは四月の雪はすぐにとけるみたいです。とは言えまだ田んぼは真っ白で、窓際で書いておりますと、まぶしくて目が細くなります。道半ばにして前途の行方も知られず、ただ奇妙な確信めいたものだけがしまい込んだ奥の院にくすぶり続けているようです。もしかしたらそれこそが消さねばならない火なのかも分かりませんが、今はただじっと静かにしています。待っているのでしょうか。いやそれも分かりません。どこかへと向かう心はショックを受けて麻痺しています。さあ、何が始まるのでしょうか。始まらないのでしょうか。つまらない分別は、まだ鍋の中に残って、捨てられないでいます。捨ててしまったら食べるものがなくなってしまうではありませんか。そうしたら、生きて行けないでしょう。ええ、でも、私の作りたい料理は、それではないような。空の鍋を炊いて、死んでみるのも、人間にはよくあることかもしれません。

あらゆる認識は、一度捨てられなければなりません。それが真か偽か、正か不正か、合致か不一致か、論争する大きな声を聞きながら、その場を静かに離れましょう。どうしても、です。たとえこの上ない真実だとしても、必ず手放さなければなりません。これを歴史において方法的に遂行すること、これが、春に降る雪の、とけてなくなることであります。

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