ゆきのふるひは
ゆきのふるひは
ゆきのふるひは
三月初春のあたたかな
かわいたそらに
ゆきのまふひは
つちもやねもくもも
みなおなじいろをして
ひとのめをなやます
くろい烏がとんでゆく
ゆきのまふなか
ゆきのつもるなか
しづんだゆきのかたまりが
ふはりとあしをつつむなか
おとたてて
さあつもりつづけてよ
おほきならっぱふきならして
さあいははうよ
ゆきのつもるひを
つもれかし
ゆきこそつもれかしと
どこまでもどこまでも
おほひつくさうよ
つめたいしろい
やはらかい
ものいはぬ
このかたまりで
ゆきのふるひ
おもいそら
ひかりもささず
あかるい
ゆきのふるひは
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