著作紹介 東都百景(1)


それでは、作りました本について、日々少しづつ、

紹介のことばを並べて参りたいと存じます。


今回は、まづ、概要を記しておきましょう。


書名は 『東都百景』 で、

「あづまみやこのひゃくのけい」と読ませてあります。


総ページ数484頁の内に、

百箇ほどの「うた」がちりばめられています。

ひとつひとつの「うた」の長さは異なりますが、

ある程度の長さの文章が続いた後に句を置き添える、

という形で構成されております。

たとへば、『奥の細道』などを想い起して頂けますと、

想像がつきやすいかと存じます。


内容につきましては、

これはもう実際に読んで頂く他ほんとうにどう説明のしようもないものなのですが、

頑張って申しますと、

文学と哲学を合わせて二つに割ったような、

と言えば、イメージして頂き易いかも知れません。


文章の体裁のみを見ると、自由詩に似ていますが、

作品が全体として意図する所は、かなり哲学寄り、

と申しますか、あまりうまい表現でなく恐縮ですが、

ギリシアの哲人が生の終わりにあたり歌を作ったのに対して、

こちらはその開始にあたって歌を歌った、

ということなのかもしれません。


もちろん、わたくしとしましては、

はじめから歌うつもりで綴ったものではなくて、

終わってみましたら、そのような形式になっていた、

ということなのです。


発行日は、2014年の11月27日と届け出てございますが、

これは正確に申しますと、

最終稿を印刷所様にお渡しした日にあたりまして、

印刷製本が完了し、本のかたちになったのは、

ちょうど年の暮れ、

クリスマスの日でございました。

いずれ本を作る工程のことも紹介できればと思っておりますが、

師走の忙しいさなか、年内の完成にこぎ着けて下さいました、

印刷所の皆様には感謝をしております。



長くなりましたので今日はここまでに致しましょう。

お読み頂きまして有難う存じます。

またあそびにいらっしゃって下さい。

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