稚愚について

以下、Twitterのまとめになります。



安心していい。愚劣な文章は、愚劣な書き手からしか生まれない。

拙劣な文を綴られるのは、書く者だけの特権だ。

正しく愚かであることが求められるのであって、上質な装いに身を包む技術に長けるべきではない。

稚愚であるという自覚が深い者ほど、そこから離れたいという思いも強い。

上辺だけごまかす技術、はそれ自体では唾棄すべきものではない。よい年をした大人がやるなら、粋になることもあるだろう。

ただ、諸事につけて、最初の段階でそれに習熟してしまうと、真実の愚かさへの道に開かれる。

他人の目をあざむく者はずる賢い。

他人の目のみならず、自分の目をあざむく者こそ、愚かというべきだろう。

賢くなることより、愚かさに、きちんと、とどまること、つまり、愚かであることの方が、難しい。



以上。放っておくとすぐに向上しようとして、実際にしてしまうのが、一般的な人の性向ですが、おそらく肝心なことは、というより気にかけるべきことは、他にあるだろう、という感想を述べたものです。わかりにくかったらごめんなさい。

寒さもようやく峠をこえて、厳しいなかにも次の明るい季節の匂いが感じられる、そんなこのごろですね。インフルエンザが流行っているようですが、みなさまも、体にはお気をつけて、共に春の訪れを待ちましょう。


ははそ

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